

Swell-being Project
Swell-being Project(スウェル・ビーイング・プロジェクト)は、海辺や海といった「ブルースペース」が、人の健康や幸福感にどのような癒しの効果をもたらすのかを科学的に調べています。
私たちは、「すべての人が自然とつながり、その癒しの力を享受する権利がある」という考えのもと、これを科学的に証明し、社会の中で保障されることを目指しています。
直感的には「自然に癒される」と感じていたことを、実際のデータ(身体的・感情的な影響)として可視化することで、その大切さをより多くの人に伝えていくことを目指しています。
Our mission
海の感覚のリズムは、心を落ち着かせ、つながり、自己表現できる特別な空間を提供します。
私たちは、ご家族、地元のサーフィンコミュニティと協力して、子どもたちが安全に海と関わることができる包括的なサーフィンセラピープログラムを共同で開発・検証しています。
私たちのプログラムは、波乗ることだけにフォーカスするのではなく、自己統制、信頼関係の構築、そして自然の中での楽しい感覚遊びを重視しています。音、感触、そよ風といった五感を刺激することで、子どもたちは海と繋がり、個々のペースに合わせて能力を伸ばしていきます。
疾患や障害・発達特性などにより困難感を抱える方々や、トラウマ、社会的孤立、障害、そして自然環境へのアクセスが限られている方々に向けて、「ブルーケア」プログラムを開発・実施しています。
海辺の自然がもつ癒しの力を活かし、安全かつ柔軟性のあるエビデンスベースのケアを提供することで、心と身体のウェルビーイングを支え、誰もが自然とつながれる社会を目指しています。
また、ブルースペースでの体験がもたらす効果についての質的・量的研究を通じて、ケア実践や政策提言にも取り組んでいます。現場と研究の両面から、誰一人取り残さない支援のかたちを探求しています。
すべての人が安心して海とふれあい、楽しむことができる社会を目指して、地域および全国レベルでの「ユニバーサル・ビーチ・ガイドライン」の策定に向けた研究を行っています。
年齢、疾患や障害の有無、社会的背景にかかわらず、誰もが平等に海辺の自然環境にアクセスできるようにするために、国内外の先行事例を分析し、日本の地理的・制度的状況に即した評価指標や整備基準の開発に取り組んでいます。アクセシビリティの向上を通じて、よりインクルーシブなブルースペースの社会空間を実現することを目指しています。
本プロジェクトでは、主に海や川などの「ブルースペース」に焦点を当てていますが、森や公園といった「グリーンスペース」の持つセラピー的な可能性についても探究し自然環境が果たす役割に注目しています。
風や水の音、木々の緑、自然の香りなど、五感をやさしく刺激する自然の要素は、安心感や探究心を育む重要な手がかりとなります。「ブルー」と「グリーン」の両方の自然環境を活かした統合的なケアアプローチを提案・研究しています。こうしたアプローチを通じて、誰もが自然の癒しにアクセスできるインクルーシブな支援のかたちを広げていくことを目指しています。